日本最大の教育専門全国紙・日本教育新聞がお届けする教育ニュースサイトです。

「学びの宝庫」沖縄で学びを広げる

15面記事

企画特集

基地との関わりや沖縄の現状を学ぶ新たな平和学習も増えている

「沖縄修学旅行」ここにしかない学び
沖縄観光コンベンションビューロー

 琉球王国時代や住民を巻き込んだ地上戦、その後のアメリカ統治時代を経て日本本土復帰という激動の歴史、それらの影響を受けながら育んできた独自の文化、亜熱帯気候ならではの豊かな自然環境などがあり、多くの学びや体験を得ることができる「学びの宝庫」だ。
 昨今、「SDGs」「グローバルな視点」「新たな平和学習」といったキーワードへの注目が高まっているが、沖縄では官民連携しながら、それらを体験し、さまざまな学びにつなげていくプログラムの充実を図っている。

過去~現在~未来へ つながる平和学習

 沖縄での修学旅行において重要な要素となる平和学習だが、沖縄戦は多くの傷跡を残したため、学べる施設や戦跡も多く、フィールドワークも学徒隊の足跡を辿るものなどがある。
 今なお続く米軍基地との関わりなどを知ることで、さまざまな視点から戦争と平和について考え、ディスカッションする平和学習なども増えつつある。過去の史実や現状を知り、未来について考える学びが可能となっている。

国内にいながら異文化体験・国際交流が可能

 沖縄には多種多様な文化が融合した「チャンプルー文化」が根付いており、異国情緒あふれるエリアも多いが、さらに海外気分を味わえる国際交流プログラムも提供している。県内在住の外国人宅でのホームビジットや、英語を使ってミッションをクリアしていく街なか散策など、楽しく英語を学びつつ異文化・国際理解を深めることができる。

80を超える豊富なSDGs学習プログラム

 ユニークな歴史、独自の文化、豊かな自然、平和への思いなどが息づいているからこそ、あらゆる分野からSDGsにアプローチする体験学習も充実している。
 例えば、海洋環境のようにわかりやすいものから、沖縄で空手が発祥し世界に広まった経緯とその意義など、多岐にわたったプログラムがある。

探究学習のテーマがちりばめられた環境

 さらに、沖縄は探究学習に最適な場所だ。小さな地域でも課題が多く、コンパクトな移動で、多くの疑問・発見に繋がりやすい環境だ。例えば、「火力発電が主流なのはなぜ?」など、さまざまな沖縄特有の課題・疑問を見つけることができ、課題設定からフィールドワークまで行いやすい。事前学習、現地での体験、事後学習までを一貫して行うプログラム等も生まれてきている。
 今後さらに学校関係者のニーズに応じた体験が提供できるよう、沖縄県内修学旅行関係者一丸となって取り組んでいく。

 問い合わせ=一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロー 教育旅行チーム
 電話098・859・6129
 おきなわ修学旅行ナビホームページ https://education.okinawastory.jp/

企画特集

連載