お金たちの愛と冒険
18面記事小手鞠 るい 作
ゆうこ 絵
本書は「お金とは何か」について三つの物語を通して学べる内容。
最初に登場するのは小学生の金太。父親にお小遣いを上げてほしいと交渉する中で、一生懸命に働いて稼いだお金を子どもに渡すのは愛の証しなのかもしれないと気付く。そして、もらったお金で本を買いに行くが、そのうちの千円札を落としてしまった。
次に登場するのは本屋でアルバイトをしている高校生のあかね。金太が落とした千円札を店先で拾い、扱いについて悩んでしまう。
こうした物語の合間にお金に関わる情報が詰め込まれ、徐々に知識を広げていける。
巻末には、お金の歴史年表、世界のお金、電子マネーやスマホ決済などの解説付き。(小学校高学年から)
(1650円 文研出版 TEL03・3814・5187)