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第20回金融教育に関する実践報告コンクール表彰式 特賞・優秀賞 受賞者を表彰

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各賞受賞者と来賓・関係者

金融広報中央委員会

 金融広報中央委員会は、昨年12月26日、金融教育活動の一環として主催する「金融教育に関する実践報告コンクール」(後援=金融庁、文部科学省、日本銀行)の入賞者を発表、受賞者を表彰した。
 同コンクールは、全国の教育関係者を対象に、金融経済教育に関する実践報告、研究結果、提言などを広く募集するもの。
 第20回となった今回は、35編の応募作品の中から、特賞1編、優秀賞3編、奨励賞4編が優れた作品として表彰された。特賞を受賞したのは「起業体験の導入による金融教育のレベルアップ~衣類のアップサイクルに挑戦した小学5年生の記録~」を行った東京都 武蔵村山市立第十小学校の今井一馬副校長、久保田萌海教諭、山田貴弘教諭。前回、同校は、優秀賞を受賞した。
 本実践は、昨年度からスタートした金融教育をレベルアップさせるため、新たな取り組みを行ったもの。総合的な学習の時間を中心に、国語や家庭科などを含め教科横断的に計画し取り組んだ。
 東京都産業労働局が主催する「小中学生起業家教育プログラム」に参加、5年生を対象に「衣料のアップサイクル」を企業テーマに商品開発に挑戦した。2学級で14社を設立した企業体験では、保護者に「市場調査」を行い、実際の銀行員の前でプレゼン・報告、融資返済を実施。銀行員から全社に対してアドバイスを受けた。前年の取り組みから発展した意欲的な課題設定と内容の授業が高い評価を得た。今井副校長は「この賞は、3人で受賞したもの。企画実現は2人の担任がいるからこそ」と話し、今後について「小・中・高の金融教育の流れをつくっていきたい。この体験をベースに、系統的な金融教育プログラムの開発をしていければ」と話した。
 表彰式では、同会の武井敏一会長が挨拶を行い表彰状と賞金目録を授与。最終審査員を代表して大杉昭英氏(早稲田大学非常勤講師)が講評を行なった。その他の各賞受賞者は以下の通り(敬称略)

【優秀賞】
 濱田卓志(神奈川県 横浜市立菊名小学校教諭)
 松本咲子(愛知県 長久手市立南中学校教諭)
 井手司(福岡県 福岡教育大学附属福岡小学校主幹教諭)

 なお、特賞および優秀賞受賞作品は、来月中旬頃、同会ホームページ上に掲載される。
 金融広報中央委員会ホームページ「知るぽると」=http://www.shiruporuto.jp

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