デタラメ研究所 まじめにサイコロころころふって100万回
14面記事小波 秀雄 文
コマツ シンヤ 絵
主人公は少年のエヌ君。道端でサイコロを拾い、振ってみると3回とも「1」だった。
奇跡だと驚いていたら、サイコロの中から「デタラメ研究所」の研究員アールが飛び出した。
地球人がデタラメをどのように捉えているかを研究しているという。デタラメとは、サイコロの目のように予測がつかない現象を指すそうだ。
サイコロを6回振り「1」が出るのは1回のはずというエヌ君をアールはデタラメと確率の世界へ案内する。
人は昔から、デタラメやたまたまをどう捉えてきたか。「自然現象」や「占い」などをどのように解釈してきたのか、といった内容にも触れていく。
エヌ君とアールの旅を通して、科学の発達なども学べる。(小学校中学年から)
(1430円 福音館書店 Tel03・3942・2066)