企画展「ふしぎ駄菓子屋銭天堂へようこそ」開催中
11面記事山梨県立文学館
山梨県立文学館は、企画展「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂へようこそ」を7月15日(土)から開催している。
今年10周年を迎える児童小説シリーズ「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」(偕成社)の表紙などのイラストや未掲載の貴重な絵、描き下ろしのラフなど多彩な資料を展示する。
「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」は、2013年5月から刊行され、累計発行部数420万部の小学生を中心に大人気の児童小説。幸運な人だけがたどり着ける駄菓子屋「銭天堂」の店主・紅子が悩みや望みにぴったりの駄菓子を薦めてくれるが食べ方や使い方を間違えると…。時に人間の欲望の恐ろしさを描く、毒っけのあるストーリーが展開する。
同展では、廣嶋玲子とjyajyaの語り下ろしインタビューや作品を紐解くパネルを展示する。「銭天堂」へ続く裏路地や店主・紅子のカウンター、人気の駄菓子や金色の招き猫たちの工房など原作イラストを元に再現された立体造形物などで作品世界を体感できる展覧会だ。
作・廣嶋玲子
神奈川県生まれ。「水妖の森」(岩崎書店)で第4回ジュニア冒険小説大賞、『狐霊の檻』で第34回うつのみやこども賞受賞。作品に「送り人の娘」「おっちょこ魔女先生」(KADOKAWA)、「盗角妖伝」(岩崎書店)、「ストーリーマスターズ」シリーズ(講談社)などがある。
絵・jyajya
福岡県生まれ。2011年にフリーデザイナーとして独立。イラスト制作などを中心に活動。絵本「2ひきのすてきなおくりもの」(文・廣嶋玲子)、「森のクリーニング店 シラギクさん」シリーズなどの作品がある。
【展覧会概要】
名称
企画展「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂へようこそ」
会期
7月15日(土)~9月24日(日)
※月曜日は休館
※ただし9月18日(月・祝)は開館。9月19日(火)は休館。
会場
山梨県立文学館(山梨県甲府市貢川1―5―35)展示室C
開館時間
午前9時~午後5時(入室は午後4時30分まで)
※会期等は変更になる場合あり。詳細は公式サイトを確認。
公式サイト=https://www.bungakukan.pref.yamanashi.jp/
(c)廣嶋玲子、jyajya 偕成社