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勤務時間短縮で「教材研究や自己研鑽に使いたい」6割 都立学校調査  

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都道府県教委

 今より勤務時間が短くなったら、空き時間を教材研究などに使いたいと考えている教員が約6割だったことが都教委の調査で分かった。「放課後の見回り」「調査回答」などの業務に対し、「削減すべき」との声が集まった一方、授業準備や学習評価では少なかった。生活とのバランスを取りながら、学習指導に時間を掛けられるような改善が求められている。
 都教委が昨年10~11月に実施した都立学校教員勤務実態調査にあたって105校(高校78校、中等教育学校2校、特別支援学校25校)に勤務する常勤教員に働き方への考えを尋ねた。
 教師としての仕事への満足感を10段階で聞いたところ、満足しているグループ(6~10)の回答の合計が高校で57・1%、特別支援学校60・5%だった。
 今より業務時間が短くなった場合の空き時間の使い道について尋ねると、自らの資質向上に充てたいと考える教員が6割近くにも上った。
 内訳は「授業準備・教材研究」は高校33・9%、特別支援学校37・4%、「自己研鑽」が22・6%、特別支援学校15・1%だった。ただ、校内や教育センターなどでの研修は高校1・1%、特別支援学校でも1・7%と低かった。プライベートに時間を割きたいと答えた教員もそれぞれ4割程度いた。
 別の質問で仕事と仕事以外の生活のバランスへの満足感を10段階で尋ねると、満足していていないグループ(1~5)が6割を超え、高校では68・2%にも達していた。
 業務別に削減すべきものも尋ねた。「調査・統計への回答」「学校徴収金の徴収・管理」「放課後や夜間の見回り、補導対応」などを「削減すべき」とした割合が高校、特別支援学校ともに高かった。削減すべきでないとする回答の割合が高かったのは「授業準備や進路指導、学習評価・成績処理」だった。

都道府県教委

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