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「循環型社会とPVC」体験型の出前授業を再開!

9面記事

企画特集

出前授業の様子

塩ビ工業・環境協会

 最近は、プラスチック素材のライフサイクル全般の評価が重要になってきた。海洋プラスチック問題、脱炭素、資源循環など、一連の環境問題において、プラスチック=悪者として扱うのではなく、プラスチックは便利で衛生的な生活を支えていることを理解してもらうことが大切である。同時にそれぞれのプラスチックの特性を良く理解して適材適所で使用し、リサイクルに向けた工夫(使い方の工夫)が大切である。
 PVC(塩ビ)は、組成の60%が塩に由来する省資源なプラスチック素材(燃焼時に発生するCO2も他のプラスチックの40%)。その難燃性からインテリアや建築材料に選ばれている。また、マテリアルリサイクル性を有する資源循環型素材でもある。
 塩ビ工業・環境協会(VEC)は、昨秋からプラスチックの出前授業を再開した。座学ではプラスチックの歴史と原料、特性、用途、リサイクルの現状、最近の技術などを紹介し、実験では、身近なプラスチック=消しゴム作りと比重差を利用したプラスチックの分別を体験(実際のリサイクル現場でも比重差が利用されている)。授業を通して、プラスチックが私たちの日常生活を支えていることを知り、同時に各自が取り組めるリサイクルについて考えてもらいたい。

 問い合わせ=塩ビ工業・環境協会 環境・広報部
 電話03・3297・5601
 http://www.vec.gr.jp

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