企画展「花と虫~助けあい、せめぎあう植物と昆虫~」開催 栃木県立博物館
関東版7月15日(土)~9月24日(日)
栃木県立博物館(宇都宮市睦町・琴寄行雄館長)では、7月15日(土)より9月24日(日)まで第136回企画展「花と昆虫~助けあい、せめぎあう植物と昆虫~」を開催する。
植物と昆虫には、花は蜜を昆虫に与え、虫は花粉を運ぶといった助けあいの関係がある。イチゴやトマトなどの農作物の栽培には、そのような植物と昆虫との助けあいの仕組みが利用されている。
一方、植物と昆虫には、食う・食われるの関係もある。葉や枝を食べる昆虫に対して、植物は身を守るために毛やトゲ、毒を持つなど、昆虫に対抗する仕組みを発達させている。
この展示を通じて、植物と昆虫のつながりを知り、生き物とのつきあい方や、生き物がくらす環境の保全につい考えることを願っている。
第1章 植物と昆虫の助けあい
蜜は昆虫にとって大切な栄養源。一方、花は蜜を提供する代わりに、昆虫に花粉を運んでもらう。植物と昆虫は、互いになくてはならない関係にある。
第2章 植物と昆虫のせめぎあい
植物は昆虫に食べられないように、毛やトゲ、毒を持ち、身を守っている。しかし中には植物の抵抗を乗り越え、毛ごと食べたり、毒を克服した昆虫もいる。植物と昆虫は、互いにせめぎあいながら、暮らしてもいる。
第3章 虫の居場所としての植物
植物は昆虫にとって大切な生活空間。すみか、オスとメスの出会いの場、巣の材料を得る場、狩り場など、利用の仕方はさまざま。
【同時開催】
テーマ展「草・木・虫をめぐる栃木の民俗」
7/15(土)~9/24(日)
講演会「栃木の山と自然を語る~NHK山岳カメラマンとともに~」
8/11(金・祝)10:30~12:00(講堂)
※要予約
【関連行事】
展示解説
7/29(土)、8/27(日)
※2日間とも14:00~15:00
観察会
「高原の花と虫の観察会」戦場ケ原~小田代原
8/6(日)10:00~15:00
※要予約
学芸員とっておき講座
「助けあい、せめぎあう植物と昆虫」(講堂)
8/20(日)13:30~15:00
問い合わせ・申し込み先
栃木県立博物館 教育広報課
Tel=028―634―1312
FAX=028―634―1310