「詐欺」「クレジット」に注意を 高校対象に無料教材
3面記事民間団体
高校、少年院などでキャリア教育を展開している一般社団法人の「HASSYADAIsocial」(東京・港区)は1日、成年年齢の引き下げを踏まえ、詐欺や悪徳商法、危険な取引に巻き込まれないよう啓発する教材を全国の高校に無料で配布すると発表した。教材の内容は、ホームページ(https://social.hassyadai.com/consumer-edu)上で公開している。
危険行為として、フィッシング詐欺からリボ払いまで7項目を挙げ、それぞれ漫画仕立てで仕組みや、危険性を解説。リボ払いは合法的な支払い方法だが、月々の支払いを少額にすると高額な利息が付く。「無計画にリボ払いを選択するのは絶対にやめよう」と呼び掛ける。漫画では、フィッシング詐欺に関し、使い慣れたウェブサイトと似た画面に重要な情報を書き込んで貯金を失う場面を描いた。
リボ払いでは、自分のクレジットカードを作ってギターを買ったところ、リボ払いの仕組みを知らずに、支払い残高が買ったギターよりもずっと高くなる場面を描いている。
ホームページから配布申し込みを受け付けている。