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4年ぶり 霞が関にこいのぼり こども家庭庁、園児招く

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行財政

 今月5日の「こどもの日」に先立ち、こども家庭庁は4月24日、保育園児を招き、片手で持てるこいのぼりを贈呈した。この日は、同庁が入居するビルと向かい合った新霞が関ビルの前の掲揚ポールからこいのぼりを揚げる式典があり、小倉将信こども政策担当相が園児を前に、「つらいことがあったら、向かい風の中で泳ぐこいのぼりを思い出してほしい」などと語り掛けた。
 政府によるこいのぼり掲揚は昭和33年に始まった。以後、厚生省・厚労省が主体となって実施してきたが、新型コロナウイルス禍により、この3年間は見合わせてきた。
 厚労省の公表資料によると、力士に抱かれた赤ちゃんは元気に育つという言い伝えがあることから、例年の掲揚式典には大相撲力士を招いてきた。今回は、春場所で優勝した霧馬山関が園児と一緒に、こいのぼりを掲揚するひもを引っ張るなどした。
 近年は、魚類に詳しい東京海洋大学客員教授のさかなクンもこの催しに参加。今回も、園児に、片手サイズのこいのぼりを手渡すなどしていた。

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