通学路の安全確保状況 教委・学校98%が対策済み
1面記事 文科省は5日、通学路の安全確保状況を公表した。
教育委員会や学校による安全対策が必要とされた通学路のうち97・6%でボランティアによる見守り活動などの対策が講じられていた。昨年12月末時点の状況を調べた。
教委・学校の対策が必要とされた箇所は4万568カ所。このうち対策済みが3万9589カ所だった。
道路管理者と警察の取り組み状況も調べた。道路管理者が歩道の設置や防護柵の整備などの対策を取っていたのは2万6337件(必要箇所3万9219)、警察が信号機の設置や速度規制の実施などをしていたのは1万6103カ所(同1万6996)だった。
調査は令和3年6月に千葉県八街市で起きた、下校中の小学生5人が死傷する交通事故を受けて文科省、国交省、警察庁が合同で実施している。