第5回農検栽培コンテスト受賞校が決定
8面記事全国農協観光協会
日本農業検定(事務局=一般社団法人全国農協観光協会)が実施している第5回農検栽培コンテストの受賞校がこのほど決定した。
受賞校は、表彰状授与、副賞の図書券、参加賞の農検栽培キット(トウミョウ)、同コンテストに協賛している朝日アグリア(株)からは堆肥入り化成肥料が贈呈された。
同コンテストも5回目を迎え、年々参加校も増えている。また、各校から提出される栽培記録シートの完成度も上がっている。今回、特別支援学校の部で優秀賞となった滋賀県立聾話学校高等部では、近隣の農業高校と連携授業を実施しており、そこで栽培した伝統野菜『山田ネズミ大根』の栽培について記録。その栽培記録には給食の残渣をリサイクルし、作った堆肥を使用しているなど、SDGsに関係した取り組みについてもまとめられていた。
中学校の部で優秀賞に輝いた岡山市立福浜中学校は昨年度努力賞を受賞しており、今年度はミニトマト・エダマメ・サツマイモの栽培を記録し、見事優秀賞となった。
同コンテストは、小学生や中学生にも農業について興味を持ってもらいたい、授業・部活動や課外活動での成果・頑張りを応援したいという思いで開催している。栽培するだけでなく、農業とSDGsのつながりを深め、農業全体や地域の農業についても考える機会につなげてほしい。
次年度も農検栽培コンテストを実施する。詳細は4月以降、日本農業検定事務局ホームページ(https://nou-ken.jp/)にて公開予定だ。
受賞校は以下の通り。
【中学校の部 優秀賞】
岡山市立福浜中学校 Mトマト&SポテトJチーム
【中学校の部 努力賞】
世田谷区立芦花中学校 秋の幸チーム
【特別支援学校の部 優秀賞】
滋賀県立聾話学校 高等部ライフワークコースチーム
問い合わせ=日本農業検定事務局
電話03・5297・0325