「提言」を強化 世代超え読みやすく 2023年紙面改訂
16面記事日本教育新聞は4月に紙面を改めます。時代の変化に応じた新しい連載企画をはじめ、提言型の記事を強化。新聞になじみが薄い世代の先生方にも読みやすくなるよう、分かりやすい紙面づくりにも努めます。あふれる情報を整理してお届けするとともに、日々、出版される膨大な書籍の中から教育者にお薦めできるものを毎週、書評としてご紹介します。
動画でも解説をしています。こちらからご覧いただけます。
中高生情報学研究コンテストの会場で日本教育新聞に見入る生徒。児童・生徒の探究活動をいかに充実させるかが令和5年度の課題となる=3月4日、東京・調布市で
教員の「心の健康」に焦点
PTA活動紹介のページも
新連載企画は合計で15本。深刻な教員不足の背景にあるメンタルヘルス問題に焦点を当てた「こころとからだの取扱説明書」を始めます(隔週掲載)。また、新しい言葉、理解が難しい言葉を解説する欄を常設します。
学校組織を維持・強化するためには、次世代のリーダー層を育成することが欠かせません。その方策を示す企画を始めます。
昨年末には文科省が生徒指導提要を改訂し、内容をさらに充実させました。そのポイントを解説する欄を設けます。
部活動改革は新年度も大きな課題です。先行事例などを紹介していきます。
令和5年度は、国内でも開かれる国際科学オリンピックに関する企画を始めます。
気軽に読める読み物としては、「わが校 自慢の逸品」を掲載します。
紙面全体の構成は、これまでと大きくは変わりませんが、教育界の課題を掘り下げる「ニュースインサイド」は3面から2面に移します。原則としてカラー印刷にし、より読みやすい紙面とすることを目指します。
これに伴い社説は2面から3面へと移ります。
3面には引き続き、月に一度、本紙の記者と専門家による解説記事を3本まとめて掲載します。
4面以降は、「学校経営」について2ページ、「幼稚園・保育園」「小学校」「中学校」「高校」と学校種ごとに焦点を当てるページを1ページずつ設けます。加えて、特別支援教育に関するページ、PTA活動、家庭教育や地域社会、自治体議会などの動向を伝えるページ、教育書を紹介する書評などを掲載するページなどを設けます。
各地で行われる講演会やシンポジウムなどの催しを紹介する「情報掲示板」は、毎週、掲載していきます。
多様な識者が書評を執筆
本紙の書評委員は次の方々が務めています(令和5年3月現在、50音順)。
青木一・信州大学学術研究院准教授
浅田和伸・前国立教育政策研究所長
伊藤敏子・仙台市教育局学びの連携推進室専門員
大久保俊輝・麗澤大学教職センター長
大澤正子・元公立小学校校長
川上泰彦・兵庫教育大学教授
重森栄理・広島県教育委員会総括官
新藤久典・文部科学省学校業務改善アドバイザー
谷智子・高知大学客員教授
都筑学・中央大学名誉教授
中川修一・東京都板橋区教育委員会教育長
中村豊・公益社団法人日本教育会事務局長
庭野三省・新潟県十日町市教育委員会教育委員
野口芳宏・植草学園大学名誉教授
藤本鈴香・京都市総合教育センター指導室研修主事
元兼正浩・九州大学大学院教授
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速報機能
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記事データベース
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動画
本紙記者による記事紹介などを年間通じて視聴できます。
限定記事
日本教育新聞の紙面には掲載しない電子版限定の記事や連載企画が毎日のようにあります。地域限定情報なども掲載しています。
新年度の連載・新企画
ニュース・総合
新連載 こころとからだの取扱説明書
教師の精神疾患による病気休職者の増加が深刻な問題になっています。心の病で休む人を少しでも減らすには、どのような職場づくりが大切なのか、セルフケアの方法とは―。産業医として多くの企業のヘルスケアの相談に乗っている三宅琢医師によるコラムです。
新連載 学校関係者のための教育法規
いじめや体罰といった子どもの権利に関するものから、保護者や地域住民対応など、学校現場が抱える問題について法律の観点から、事例を基に法律家に一問一答形式で解説してもらいます。
新連載 Word プラス
その週の紙面に掲載する記事の中から、新しい言葉や理解が難しい言葉をより分かりやすく説明するとともに関連する情報をお届けします。
学校経営
新連載 次世代リーダーを育てる
ミドルリーダーや次の副校長・教頭、校長候補者の育成策を研究者やベテラン・退職校長らが提案します。
新連載 文部官僚 自閉症の息子と歩む
小学生の長男の子育てを通して感じた特別支援教育の現状と課題、文科省の仕事と子育ての両立などについて現職の文科省職員がつづります。
新連載 こころに響く校長講話
朝礼をはじめ、校長が講話を行う際の例やヒントを紹介していきます。
経験豊かな校長や、校長経験者が実体験を交えて、学校経営のポイントなどをつづります。
新連載 管理職の独り言・教育長の独り言
学校管理職が匿名で日々の思いや実情をつづる人気連載。令和5年度はさらに充実させ、教育長にも本音をつぶやいてもらいます。
主に学校管理職に向けて、学校や教育活動を改善していくための考え方、視点を提言する欄です。
学校や教育行政のリーダー層に向けて、名著をはじめ、映画、マンガ、ゲームなどの作品を紹介します。リーダーとしての在り方・生き方の参考になる内容です。
教職員集団の中で特に激務といわれる副校長・教頭。日々の苦労とそれを乗り越える工夫などをつづります。
幼稚園・保育園
新連載 保育を楽しむ組織マネジメント
洗足こども短期大学の井上眞理子教授による人気連載が復活します。幼稚園、保育園などの組織マネジメントについて提案します。
学習院大学の秋田喜代美教授(東京大学名誉教授)によるエッセーです。
玉川大学の大豆生田啓友教授が幼児教育・保育についてエピソードとともに特に大切にしたいことをつづります。
より良い幼保小接続を推進していくため実践してきた保育者、研究してきた研究者に、大切にしたいこと、具体的な実践内容などを紹介してもらいます。
小学校
新連載 教師力
変化する時代の中で今、求められる教師の力とは何かを改めて考える企画です。
新連載 教育データを生かす
「エビデンスに基づく教育研究会」の代表で、小学校教員の森俊郎さんが中心となり、データ活用などについてつづります。
新連載 我が校 自慢の逸品
著名人ゆかりの品、動植物、歴史ある物など、学校の「お宝」を紹介します。皆さまからの情報提供もお待ちしております。
中学校
新連載 生徒指導提要 活用の視点
昨年12月に改訂された生徒指導提要。改訂のポイントなどを専門家が整理し、分かりやすく解説していきます。
新連載 地域と手を組む部活動
地域移行など、これからの部活動の在り方について、全国の事例を紹介します。
高校
新連載 輝く力 国際科学オリンピック
科学技術に関する知識や発想力などを競う国際科学五輪。大会のこれまでの歩みや各教科で問われる資質・能力、今後の役割などを探っていきます。
著名人や大学で活躍している学生などが、大学進学をはじめとする自らのキャリアについて語ります。
特別支援
新連載 障害ある子へのカリキュラム
特別支援学校・特別支援学級で、どのような教育課程編成が求められているか提案していきます。
新連載 みんなの教材教具
特別支援学級や通級指導、特別支援学校の教室では、どんな教材教具の工夫がされているのか。特別支援教育の現場から、教員自作の教材教具を紹介します。
家庭・地域・総合
各地の自治体議会には、教育と関係が深く、他の自治体でも課題となり得る質疑があります。その内容とともに、関連する情報やその背景などを加えて解説します。
行政学者の坂野喜隆さんが自治体議会の動きを紹介するとともに、地方自治の中でどのような意義があるか分析します。
児童委員、主任児童委員の悩みに対し、経験豊かな児童委員、元児童委員が答えます。
青少年教育施設で、教員から転じて勤務するようになった人たちがどのような事業に取り組み、どのようなことを学んだのか。引き続き、「教員編」をお届けします。
メディア
教育界内外で活躍する方々に、これからの教育の在り方などを語ってもらう長期連載企画です。