特別展「東福寺」開催 初の大規模展覧会
6面記事東京国立博物館
東京国立博物館は特別展「東福寺」を2023年3月7日(火)から開催する。
東福寺の寺宝をまとめて紹介する初の機会となる本展では、「画聖」とも崇められた絵仏師・明兆による畢生の大作「五百羅漢図」の現存する全47幅を修理後初公開。特大サイズの仏像や書画類の優品も一堂に展観する。
東福寺は、新緑や紅葉の名所として知られる京都を代表する禅寺の一つ。「東福寺」の名は、奈良の東大寺と興福寺になぞらえて、その一字ずつをとったことに由来する。鎌倉時代前期に摂政・関白を務めた九条道家が、奈良の東大寺と興福寺とを合わせたような大寺院の創建を発願し、開山として円爾(聖一国師)を招いて建立した。
南北朝時代には京都五山の第四に列し、本山東福寺とその塔頭には中国伝来の文物をはじめ、建造物や彫刻・絵画・書跡など禅宗文化を物語る多くの特色ある文化財が伝えられている。国指定を受けている文化財の数は、本山東福寺・塔頭合わせて国宝7件、重要文化財98件、合計105件におよぶ。
同展は、草創以来の東福寺の歴史をたどりつつ、大陸との交流を通して花開いた禅宗文化の全容を幅広く紹介する。
また、京都国立博物館平成知新館での巡回展も予定している。
【展覧会概要】
名称
特別展「東福寺」
会期
3月7日(火)~5月7日(日)
※月曜は休館
※ただし3月27日(月)と5月1日(月)は開館
※会期中展示替え有
会場
東京国立博物館(東京都台東区上野公園13―9)平成館
開館時間
午前9時30分~午後5時(入場は閉館の30分前まで)
観覧料
一般2100円、大学生1300円、高校生900円
※会期等は変更になる場合あり。詳細は公式サイトを確認。
公式サイト=https://tofukuji2023.jp/