「ユネスコ・日本ESD賞」紹介 学校も応募可、賞金5万ドル
3面記事文科省
文科省は1月22日、ユネスコスクール全国大会で関連施策の説明を行い、優れた活動を表彰し、賞金として5万ドルを贈る「ユネスコ・日本ESD賞」などを紹介した。次回は、2025年に募集がある。学校も応募できる。他に、ユネスコ関連のネットワーク強化事業と情報発信サイトの開設、有識者の助言を取り入れる仕組みなど活性化に向けた施策を紹介した。
「ユネスコ・日本ESD賞」では、政策の推進、学習環境の変革など五つの優先行動から一つ以上のESD活動に取り組む団体として、学校単位での応募が可能。国内から3団体を推薦し、世界から3団体を選ぶ。日本は2016年に受賞した団体がある。
本年度も国内募集があり、2月21日に申し込みを締め切った。
情報発信サイトは、「ユネスコ未来共創プラットフォーム」として開設。ユネスコスクール、ユネスコ、世界遺産、ジオパークなどの情報を集約している。
この中で、地図上に関連する情報を一覧できるようにしたサイトを設けている。ユネスコスクール加盟校、各地のユネスコ協会、世界遺産などを表示してあり、クリックすると詳細が分かる。地域学習にも活用可能だ。
有識者からの助言を受ける仕組みとしては、本年度から始めた「レビュープロセス」がある。ユネスコスクール加盟校が5年に1度自己評価を行い、アドバイザーの助言・指導を通して、活動の改善を促すといった仕組み。活動が低調になったユネスコスクールを再生させることが期待できる。