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おんせん県おおいたで修学旅行を

10面記事

企画特集

七島藺のミサンガづくりを体験

公益社団法人ツーリズムおおいた

鉄輪温泉で班別行動を
 日本一の湧出量、源泉数を誇るおんせん県おおいたの代表的地域となる別府市鉄輪温泉は班別行動にうってつけだ。
 「温泉」をキーワードにさまざまな学びをすることができる。令和4年12月には新しく「別府鉄輪地獄温泉ミュージアム」がオープン。雨水が温泉水として生成されるまでの地中の旅を追体験し、自然の恵みと人々の営みの循環を学び、楽しむ、アカデミック・エンターテイメント施設で映像・展示鑑賞や探索などを楽しめる。
 ミュージアムで学んだ後は、「べっぷ地獄めぐり」や貸間、温泉の蒸気を利用した地獄蒸し料理など、「湯治文化」を体験することで、今までと違った視点で温泉を学ぶことができる。また、鉄輪地区で実施される「グローバル人材育成プログラム」では、留学生とチームとなり、さまざまなミッション(『観光と発展』『観光地における多文化対応』など)を、英語を使いながら協働で解決していく「探究型」プログラムも実施している。

自然体験プログラムでSDGsを学ぶ
 同県には、食糧の安定確保を目指す国際組織である国際連合食糧農業機関(FAO)に認定された、国東半島・宇佐の農林水産循環システムがあり、国東半島宇佐地域世界遺産体験プログラムを実施している。SDGsにもつながるサスティナブルな世界農業遺産の理念を学び、地域内の農林水産業の恵みを体験することができる。学習が少しでもスムーズに行われるよう、事前学習のための動画や主な学習テーマと体験プログラムが掲載されているフィールドノートの提供も行っている。
 国東半島宇佐地域世界農業遺産は、農村景観について学ぶ「田染荘」、農業文化について学ぶ「鬼会の里」、多様な生態家について学ぶ「守江湾」、水田農業について学ぶ「両合棚田」、農業の再生について学ぶ「七島藺学舎」、用水供給システムについて学ぶ「旭日地区」、地域の農業について学ぶ「国東地区」と7つのプログラムを提供。
 通年で受けられる「旭日地区」と「七島藺」は人気で、旭日地区は江戸末期から明治にかけて構築された、複数のため池を作って用水路をつなぐ、画期的な用水路供給システムを歩いて見学する。七島藺は、全国で国東でしか作られていない「七島藺」の歴史を学び、七島藺のミサンガなど小物づくりが体験可能だ。

 地獄温泉ミュージアム Tel0977・84・7858(9時~18時)
 https://jigoku-museum.com/
 http://www.beppu-jigoku.com/
 https://lbejapan.co.jp/program/global_exploration_program/
 問い合わせ=公益社団法人ツーリズムおおいた Tel097・536・6250


地獄温泉ミュージアム


血の池地獄を見学する修学旅行生たち

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