来年度、合同チーム参加容認 団体競技の全国大会
1面記事高体連
全国高校体育連盟(高体連)は来年度から、バスケットボールなどの団体種目で、合同チームによる全国大会への参加を認めることを決めた。生徒数の減少で一つの学校でチームを編成できない状況が増えていることを踏まえ、規約を設けた。1月23日に全国の都道府県高体連などに通知した。
現在の全国高校総合体育大会(インターハイ)は原則、学校対抗の形で実施。学校統廃合前の2年間に限り、合同チームの参加を認めている。
新たな規約で来年度からは、部員不足の学校で構成する合同チームもインターハイに参加できるようになる。生徒数の減少により単独でチームをつくることが難しい学校が増えている中、多くの生徒が大会に参加できる機会を確保する。
規程には「勝利至上主義的な発想でのチーム編成であってはならない」とも明記した。
対象は、
・水球
・バスケットボール
・バレーボール
・ハンドボール
・サッカー
・ラグビー
・アイスホッケー
・ホッケー
・ソフトボール
―の9種目。合同チームの人数や校数の制限、ユニフォームなどは競技ごとにガイドラインを定める。
各都道府県の大会については、都道府県高体連と競技ごとの専門部が基準を検討し、合同チームが参加できる場を設けることを求めた。