いつか空の下で さくら小ヒカリ新聞
12面記事堀 直子 作
あわい 絵
主人公は小学4年生のあすか。今年から始まるクラブ活動は「新聞クラブ」と決めていた。だが、希望者が多く、入部するにはみんなを驚かせる記事を書かなければならない。
ある日、あすかは犬の散歩中に屋根が灰色のプレハブの建物を見つける。そこから何かの悲鳴が聞こえ侵入してみると養鶏場だった。ニワトリの姿を見ると、狭いケージに閉じ込められ、ほとんど身動きできない状態。弱っているニワトリが処分される様子も見てしまう。その後、偶然、処分を免れたニワトリを助けることになる。
この経験から、あすかは、養鶏場の飼育方法や課題などを調べ、「新聞」を作る。大人を巻き込んでニワトリを放し飼いにしてもらうように奔走する。(小学校高学年から)
(1650円 汐文社 Tel03・6862・5200)