ヒトはそれを「発達障害」と名づけました
12面記事筑波大学DACセンター 監修
佐々木 銀河 編・解説
ダックス 著
障害のある大学生を支援する筑波大学DACセンターで働く発達障害当事者のダックスさん。本書はそのダックスさんの目線で、「発達障害」について漫画で分かりやすく紹介したものだ。
登場人物は、ネコくん、トリさん、サカナちゃん、そしてダックスさん。この4人は、自閉スペクトラム症(ASD)や学習障害(LD)などそれぞれ発達障害があり、子ども時代の体験や障害の特徴を漫画で説明していく。
最後に登場するのは周囲の環境になじめずに体調を崩してしまったグレーくん。悩んでいるところにダックスさんたちが現れ、一緒に解決策を探る。苦手なことがたくさんあっても、「得意」を生かし、育む大切さを学ぶ。
(1760円 金子書房)
(Tel03・3941・0111)