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「感動証書」くれた先生に憧れ 高校生対象の懸賞論文、最優秀作品

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秀明大

 秀明大学(千葉・八千代市)は本年度、全国の高校生を対象に、「私の憧れの先生」を主題とした懸賞論文を募集し、最優秀賞には、「感動証書」を活用して生徒の優れた点を引き出そうとした教員との思い出のエピソードを描いた論文を選んだ。
 同大学は、憧れの先生との思い出の論文を公募することで、教員の魅力をアピールし、教職に就くことを支援しようと、初めて懸賞論文を公募。全国から374通の応募があった。
 最優秀賞を受賞した徳島県立徳島北高校2年の井上結愛さんは、中学校時代の担任の先生との思い出について書いた。その先生の学級では、いいことをすると名刺サイズの「感動証書」をもらえた。授業中の態度が良かったり、学校行事での係の仕事を頑張ったりしたときにもらえるという。他にも、日常のちょっとした行動でも先生は認めてくれたことなどを論文にまとめた。13日に開かれた授賞式の後、井上さんは「先生みたいに、人を助けることができる人になりたい」と話した。
 賞金は最優秀賞(1人)が30万円、優秀賞(3人)が10万円、佳作(5人)が3万円。この懸賞論文に応募し、同大学学校教師学部に入学すると、奨学金として10万円が贈られる。

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