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東工大入試に「女子枠」、「総合型」「学校推薦型」で 来年度から

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 東京工業大学は令和5年度に行う入学者選抜から、「総合型」と「学校推薦型」で、女性だけが出願できる枠を設ける。女子学生を増やすことが狙い。「総合型」と「学校推薦型」の定員を段階的に増やす代わりに、現在は9割ほどを占める一般選抜の定員を減らす。
 10日の発表によると、女性だけが出願できる枠は「女子枠」と呼んでいる。現在の高校2年生から女子枠で受験できるようになる。女子枠は2年をかけて拡充する。
 同大学では、学部に相当する区分を「学院」と呼んでいる。女子枠の扱いは学院によって異なるものの、「総合型」と「学校推薦型」にはそれぞれ女子枠と、男性も受験できる一般枠を設ける。女性は女子枠と一般枠を併願できる。
 学院によっては総合型、学校推薦型のどちらかが一般枠だけか女子枠だけとなるが、どの学院でもどちらかに女子枠を設ける。
 現在は定員全体のうち、9・5%を総合型と学校推薦型としている。女子枠創設1年目は13・8%、2年目は22・1%へと引き上げる。定員全体に占める女子枠の割合は1年目が5・6%、2年目は13・9%とする。
 女子枠での選抜方法も学院によって異なるが、「自身の将来像」を面接や書類で問うといった特色がある。大学入学共通テストの結果も合否判定材料となる。

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