仲間が仲間を支援する「ピア・サポート」を高校生や大学生などの間で広げようと、日本ピア・サポート学会の静岡支部は来年1月7、8の両日、浜松市内で指導者養成講座を開く。
　受講し、他にカウンセリングなどに関する研修を24時間受講するなどの要件を満たすと、同学会が「ピア・サポート・トレーナー」と認定する。この認定を受けると、高校生や大学生を対象に、ピア・サポート活動について指導でき、指導を受けた高校生・大学生らは同学会から、「ピア・サポーター」として認定される。
　講師は、公立学校のスクールカウンセラーを務めている山田日吉さんや、高校教員としてピア・サポート活動に力を入れた経験を持つ山口権治さんらが務める。12月2日まで参加申し込みを受け付けている。参加費は、同学会の会員は1万円。学会員以外は1万4000円などとなっている。
　山口さんは静岡県立高校に務めていたころ、保健委員の生徒や有志で募った生徒に対して年間10回ほどの研修会を実施。生徒同士で紛争を解決する力の育成を目指すなどした。