国公立大の総合型選抜(旧AO入試)募集枠増、全定員の6%へ
2面記事 国公立大学の来年度入学者選抜で、総合型選抜(旧AO入試)と学校推薦型選抜で募集する学生の割合は本年度よりも増えることが11日、文科省の集計で分かった。一般選抜は前期日程が0・3ポイント減の62・5%、後期日程が0・3ポイント減の12・5%となり、総合型選抜は0・2ポイント増の6・0%、学校推薦型選抜は0・3ポイント増の16・5%となる。
国公立大学の募集総数は0・7%増の12万8182人。国立大学だけだと0・2%増の9万5047人、公立大学だけだと2・2%増の3万3135人となる。
総合型・学校推薦型を新たに導入する国立大学はなかったが、学部・学科では新規導入があった。公立大学はそれぞれ2大学ずつ増える。
10年前と比べると、総合型選抜で募集する定員は、国立大学が2・28倍に、公立大学が2・89倍に増えている。学校推薦型は国立大学が1・2%増、公立大学が27・5%増となっている。募集人数は学校推薦型選抜の方が多いが、総合型選抜は伸びが目立った。