校則を巡り中高生交流 対話重ね、見直した学校も
3面記事校則の改訂が実現した千葉県立姉崎高校の生徒(スクリーンの左から1人目と2人目)
NPOがサミット
認定特定非営利活動法人のカタリバ(東京・杉並区)は9月24、25の両日、校則の見直しに取り組む中学生・高校生が互いの取り組みを紹介し合うなどする「ルールメイキング・サミット」を開いた。生徒会役員が中心となり、教員との対話や、生徒からの意見集約を進め、校則の見直しに至った学校があった一方、一人で校則見直しに立ち上がったものの、理解が広がらず悩んでいる生徒が助言を求める場面などがあった。
同法人は3年前に校則見直しを支援する活動を始めた。「みんなのルールメイキング」と名付け、生徒が身の回りの課題に気付き、当事者意識を持って行動する力や社会参画への意識を高めていくことを目指している。
今回のサミットでは、スカートの丈の長さに関する制限を緩和したり、「ツーブロック」と呼ばれる髪形を解禁したりする校則の見直しに至った高校の生徒らが発表。容姿に関する校則に関しては、就職時に不利にならないか企業関係者に直接、声を聞くなどして、どのような校則が望ましいか検討を進めたという。