オープンスクール・ポスター

熊本県立高森高校

　県立高森高等学校（阿蘇郡高森町・山中圭介校長）は7月27日に学校説明会を実施した。
　同校では令和5年度より県立高校としては全国初となる「マンガ学科」を創設する。他に「普通科（グローカル探求コース）」も新設する。オープンスクールには、全校生徒79人を大きく上回る130人が県内外から集まった。参加者はマンガ学科に101人、普通科に29人集まり、北海道や沖縄からの参加者もあった。
　同校は、南阿蘇地域の高校として長年、教育的な役割ばかりでなく、文化・地域振興の中心的な役割も担ってきた。「マンガ学科」は、漫画出版社「熊本コアミックス」（熊本市・持田修一社長）の全面的な協力のもと、若くユニークでバイタリティーあふれる才能を発掘、育成し、プロの人材を多く輩出することを期待している。
　そのため、本格的にプロのマンガ家や編集者から直接学べる体制を整え、校内にデッサン室や、最新のPCやペンタブレットも専用PC室に整備し、コアミックスの第2本社（高森町）でもマンガ制作活動ができるようになっている。
　「普通科（グローカル探求コース）」では、海外交流で国際感覚を身に付けるとともに地域課題解決への取り組みを通して思考力・判断力・表現力を身に付けていく。校内に配信用スタジオを整備し、ICTを活用した授業で地域や世界に発信していく探求型の教育を実践していく。
　同町では、町営学生寮の新築や現在閉鎖中の旧学生寮のリノベーションを行う計画を立て、「教育」をきっかけに地域活性化と地方創生への取り組みを加速し、全国からの生徒を応援する体制を整えている。

オープンスクールの様子

学校の全景写真