文科省協力者会議

　養護教諭と栄養教諭の資質向上を議論している文科省の協力者会議が９日、それぞれの職種に対し、求められる職務を明確にすることなどを求める議論の整理をまとめた。同省は、標準的な職務を規定した参考例を示す方針だ。
　協力者会議では委員から健康課題への対応などで養護教諭の負担が増大している、などの声が上がっていた。教諭や主幹教諭などと事務職員については令和２年に文科省が職務の参考例を示しているが、養護教諭と栄養教諭にはなかった。
　また、参考例に規定する職務内容を法律で策定が求められている「資質向上に関する指標」や教員研修計画に反映することも求めた。
　養護教諭と栄養教諭の資質向上は昨年３月、当時の萩生田光一・文科相から教員の養成・採用・研修の改善についての諮問を受けて検討してきた。
　協力者会議は年末をめどに報告をまとめる。