ブラックホールってなんだろう?
14面記事嶺重 慎 文
倉部 今日子 絵
今年5月、「天の川銀河中心のブラックホール撮影に成功」というニュースが世界を駆け巡った。
子どもの頃からブラックホールという言葉を耳にしていても、人によってイメージはさまざま。年齢によっては、「こわいもの」「わるもの」という認識だろう。ようやく目に見える存在になった今、最新の研究成果を交え、小学校中学年くらいの児童でも分かるようにイラストと共にまとめられたのが本書だ。
大きさは一般に直径50キロメートルくらい。地球がある「天の川銀河」だけでも100万個以上存在するといわれる。周りのあらゆるものを吸い込むが、時に、吐き出す(ジェット)ことも。実はこのジェットが、新しい星を誕生させているのかもしれないという。
こんな興味深い話が盛りだくさんの一冊。(小学校中学年から)
(1430円 福音館書店 Tel03・3942・2066)