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生徒の生きる力を育むセゾンの金融教育

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企画特集

クレディセゾン社員による出前授業の様子

クレディセゾン

 金融教育という言葉が叫ばれて久しい。金融と一口に言っても領域は幅広いが、中でも近年注目を集めているのが「資産形成」と「投資教育」だ。
 しかし、お金を稼いだこともなければお小遣い以上のお金を動かした経験もない生徒にいきなり「将来のお金のことを考えよ」と迫っても、実感のない遠い世界の話になりがちで自分ごととして考えるのは難しい。
 一方で、どんなにお金を増やせたとしても正しい使い方を身に付けていなければ、早晩生活に窮することになりかねない。まずは生活者としてお金との付き合い方の基礎を身に付けることが重要ではないだろうか。
 株式会社クレディセゾンでは2019年から中高生に対し、お金との上手な付き合い方を学べる授業を展開している。クレジットカードをはじめとする、キャッシュレスサービスのしくみや18歳成人を念頭に置いた契約と責任、お金の大切さ、計画を立てることの難しさなどを伝えている。
 授業内容は成年と未成年の違いといった消費者教育、詐欺などの実例を用いた金融トラブル対処法からキャリア教育までさまざまな要望に対応する。また、多くの生徒に分け隔てなく提供できるよう全日制に限らず、定時制高校や島しょ部など少人数の場所へも無償で講師派遣している。さらに、今年度よりデフ(聴覚障害)の社員によるろう学校での授業も受付を開始した。
 学校側のニーズや学習指導要領に合わせて柔軟に対応していることもあり、2021年度実施校の教員満足度は96・1%と好評だ。生徒の生きる力を養う機会として活用してみてはいかがだろうか。

 問い合わせ=株式会社クレディセゾン CS企画部 金融教育担当 電話03・6692・5819
 https://corporate.saisoncard.co.jp/sustainability/csr/teacher/

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