みんなの地球を守るには?
18面記事エリーズ・ルソー 文
ロベール 絵
服部 雄一郎 訳
本書はフランスで刊行された児童書を翻訳したもので、タイトルにある通り地球環境がテーマだ。環境汚染や動植物の絶滅の問題に加え、自宅でできる「エコ」の具体策などをイラストとともに分かりやすく解説している。
例えば、人口増加問題では、1900年に15億人だった人口が、約78億人まで増加し、今後10年で85億人を超えることを指摘。人口増加の過程では、森が破壊されるようになり、畑や牧場なども減っているという。
こうした現状に対して、自分や仲間、社会全体でできることを考えさせるようにまとめている。
結びの言葉は「みんなのアクションひとつひとつが世界を変える力になる」だ。(小学校中学年から)
(1760円 アノニマ・スタジオ 発行、KTC中央出版)
(Tel03・6699・1064)