オンラインゲームに関する相談増加 小中高生、10~50万課金の事例多く
2面記事消費者白書
全国の消費生活センターに寄せられたオンラインゲームに関する相談のうち、小中高生の約4割が「10万円~50万円未満」の課金をしていたことが7日、消費者庁が公表した令和4年版の消費者白書で分かった。保護者のクレジットカードに関わる相談が目立った。
調査結果は昨年4月から今年3月にかけて消費生活センターに寄せられた相談を性別や年齢層別で蓄積するシステムで分析したもの。
白書によると、令和3年度でオンラインゲームを巡る相談件数は、全体の7276件のうち20歳未満が4443件と過半数を占めた。
課金額を年齢別に集計すると、10歳未満(1135人)は「10万円~50万円未満」が39・4%、「5万円~10万円未満」が25・3%、「1万円~5万円未満」が18・9%だった。
10歳から17歳(3146人)は「10万円~50万円未満」が46・5%」と最多。「5万円~10万円未満」で13・9%、「50万円~100万円」で13・1%と続いた。
18、19歳(162人)で「10万円~50万円未満」と答えた割合は3割弱だった。
保護者からの相談内容では、「子どもが無断でクレジットカードを使っていた」「子どもに与えているタブレット端末に、自分のクレジットカード情報が残っていることを忘れていた」などがあった。