授業の評価・改善の手だて・ICTの活用法など指南
8面記事明治図書から「中学校社会 指導スキル大全」
明治図書はこのほど、「中学校社会 指導スキル大全」(梅津正美編著、A5判・160ページ)を刊行した。本書では、今日的教育課題を踏まえ、まず社会科の「指導スキル」と捉える基本的な枠組みと視点について提示。その後、「授業の評価と改善」や「ICTを活用した授業づくりと指導」など12ジャンルに分類した具体的な70本のすぐに使える授業技術を収録している。一つの授業スキルが見開きでコンパクトにまとめられているため、非常に読みやすく分かりやすいのが大きな特徴の一つになっている。
例えば、成果と課題を明確にした上で具体的な手だてを取るスキルを扱っている「授業の評価と改善」。経験を振り返って改善につなげる「反省的実践家」へと成長することの必要性や、それに向けて活用できる「実践記録シート」の詳しい説明などがある。
また、1人1台端末時代を迎えたことを受け、「ICTを活用した授業づくりと指導」に関わるスキルも扱っている。ここでは、共同編集機能を日々の授業で使うことや、ICTを使って対話的な学習に取り組むと学びが豊かになることを生徒に実感的に理解させることの重要性などにも触れている。
本書は定価2090円。この他、国語、数学、理科、音楽、美術、保健体育、技術、英語、道徳、特別支援教育、生徒指導編も同時刊行となっている。
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