1人1台端末で悩み相談 アプリ不要、チャット形式で
2面記事東京都の教育相談センター
LINEを活用していじめや不登校の相談窓口を設けている東京都の教育相談センターが、1人1台端末を通じ、児童・生徒からの相談を広く受け付ける仕組みを加えた。LINEのアプリをダウンロードしなくても、タブレット端末などのWEBチャットで利用できる。子どもたちが相談しやすい環境づくりを狙う。
同センターがまとめた相談先リンク集のサイト「TOKYOほっとメッセージチャンネル」にログインして利用する。ログインには名前とパスワードの登録が必要。
ログイン後、WEBチャット画面に表示された相談内容を選択すると、同センターの相談員とチャット形式で会話できる。
これまでのLINEチャットによる「相談ほっとLINE@東京」ではアプリのダウンロードが必要だった。
同センターによると、令和2年度の相談件数は4201件に上った。内容は、「友人関係」「家族関係」などが上位を占めた。相談者は中学生が6割を占めた。
同センターの担当者は「アプリのダウンロードが必要なくなることで、より多くの子どもたちに相談してもらいたい」と話す。