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IoT文具で発達に特性がある子の家庭学習支援

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「しゅくだいやる気ペン」を活用する子ども=コクヨ提供

コクヨが京都橘大などと共同研究開始

 コクヨ(大阪市)は4月21日から、発達に特性がある小学生ら約100人を対象に、スマートフォンのアプリと連動するIoT文具を使った家庭学習の支援を始めた。京都橘大学や大阪公立大学など、5大学1施設と共同研究を行っている。研究成果は来年12月をめどにウェブサイトなどで発表する予定。
 活用するのは同社の「しゅくだいやる気ペン」。児童が使う鉛筆にセンサーやLED付き装置を取り付け、勉強への取り組みに応じてたまる「やる気パワー」をアプリに取り込む。児童の日々の努力を「見える化」することで、学習意欲を高めるために開発した。
 大学や児童デイサービス施設でつくる研究チームは2班に分かれ、連携しながら分析を行う。作業療法士の視点からは教育・療育現場での活用法、同商品から得られるデータ分析の視点からは子どもの特性に対応した学習習慣の獲得方法などを調べる。
 研究成果の第1弾として、9月16~18日に国立京都国際会館で予定されている「第56回日本作業療法学会」で発表する。

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