社会科の授業計画事例集 新3観点の評価とリンク
8面記事明治図書 刊行
令和3年度から全面実施の中学校の学習指導要領では、「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の三つの観点を学習評価に取り入れるよう求めている。明治図書はこのほど、地理・歴史・公民について、「指導と評価の一体化」が実現するよう新3観点の学習評価と授業プランをリンクさせた書籍を発刊した。授業プランはそれぞれ18種類を掲載している。
各授業プランは、
・単元のねらいと評価規準
・授業づくりのポイント
・単元計画案
・授業展開例
・評価問題(ペーパーテスト)例
―の5項目で構成される。
「中学校地理授業プラン」は、編著者の吉水裕也・兵庫教育大学大学院教授の他、15人が執筆を担当。吉水教授は、「大切なことは、教科書を隅から隅まで使うことよりも、学習指導要領の趣旨を十分活かした授業ができること」だという。
「中学校歴史授業プラン」では、編著者の梅津正美・鳴門教育大学大学院教授ら14人が執筆。梅津教授は「3観点の学習評価は、1時間単位の授業で見取ることはできません。目標と評価の観点に準拠した単元として授業を構想し展開することが求められます」とした。
「中学校公民授業プラン」は、玉川大学の樋口雅夫教授が編著を担当。樋口教授を含む16人が執筆している。
定価は、地理・公民が2090円、歴史が2200円。
問い合わせ(注文窓口)=Tel03・5907・6668