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物語の展開選べるデジタル絵本公開「アースデイ」に合わせ

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物語の途中で登場人物の行動を選択する子ども=「Ⅰ&CO Tokyo」提供

企業が無料で

 地球環境を考える日である「アースデイ」の4月22日に合わせて、子どもたちが地球や未来を考えるきっかけをつくろうと、デザインとテクノロジーを組み合わせた事業を手掛ける「I&CO Tokyo」(東京・渋谷区)は、SDGsの考え方に触れながら物語の展開を選べるデジタル絵本の無料公開を始めた。対象は4歳から小学4年生までとしている。
 デジタル絵本「えらぶっく」は、「桃太郎」「3匹のこぶた」「アリとキリギリス」を題材にする。物語の途中で登場人物の行動を選ぶ場面があり、読者の選択によって展開と結末が変わる。表示される二つの選択肢のうち一つはSDGsの17目標に基づいている。
 例えば「桃太郎」では、物語の序盤でおじいさんの行動の選択肢のうち「山のごみ拾いをする」を選ぶと、キジが鬼退治に加勢する展開になる。
 物語中でSDGsに関連する行動を選択すると「メダル」が獲得できる。手に入れたメダルを一覧にしたページでは、各メダルに対応したSDGsの内容について学べる。
 デジタル絵本の内容は学校教員らの意見を参考にしながら改善を続けるという。同社は「子どもたちに『未来は自分たちの手で変えられる』という原体験を届けたい。子どもたちが絵本を楽しんだ結果としてSDGsを学び、今の行動が未来を変えると気付くことで、より豊かな人生を歩むきっかけになれば」としている。
 「えらぶっく」はパソコンやスマートフォン、タブレット端末で利用できる。閲覧は専用ウェブサイト(https://era-book.com/)へ。

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