男子中高生の間で、教員志望が強まっていることが第一生命の調査で分かった。「大人になったらなりたいもの」について児童・生徒を対象に、継続的に調べているもので、昨年１２月に行った最新の調査では、高校生の男子は、前年より０・８ポイント多い５・１％が「教師・教員」を挙げた。中学生の男子は１・３ポイント増の４・９％だった。
　今回の調査は、３年生以上の小学生、中学生、高校生を対象にインターネットを通して行った。３千人の回答を集計した。
　希望する割合が最も多かった回答は、小学生は男子が会社員、女子がパティシエ、中学生・高校生は男女とも会社員だった。
　「教師・教員」は、女子小学生で８位となったが、前年の２位から大きく順位を下げた。男子小学生は１０位以内に入らなかった。
　中学生でも女子は、０・４ポイント減の４・７％で、順位は５位から７位へと下がっている。
　一方、男子は中学生で９位から５位に、高校生で５位から４位へと順位を上げている。