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小学生の交通事故、死亡・重傷者709人 前年より72人増

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令和3年

 令和3年に、交通事故で死亡・重傷に至った小学生は前年よりも72人多い709人だったことが警察庁の集計で分かった。全国一斉の学校休業があった令和2年は前年より184人も少なかったが、再びコロナ禍が始まる前の水準に近づいている。交通事故で亡くなった小学生は1人増の16人だった。
 昨年、小学生が死亡・重傷に至った交通事故の状況別内訳は、歩行中が過半数を占める424人。自動車乗車中は48人、自転車乗用中は235人だった。
 歩行中の交通事故で死亡・重症に至った小学生の通行目的別内訳は、登校中が12・0%、下校中が27・6%となり全体の4割ほどを占めた。学校が休業であれば、発生しなかった事故だった。昨年6月には、千葉県八街市で起こった交通事故で小学生が下校中に亡くなっている。
 この他の通行目的は「遊戯」が16・5%、「訪問」が9・0%、「買い物」が6・4%などとなっている。
 交通事故で亡くなった小学生は21人(令和元年)、15人(令和2年)、16人(令和3年)と推移している。
 令和3年に亡くなった16人のうち、10人は歩行中に、4人は自転車乗用中に、2人は自動車乗車中に事故に遭った。
 令和3年に死亡・重傷に至った小学生の学年別内訳は、2年生が最多で146人。以下、3年生が140人、1年生が126人、5年生が119人、4年生が100人と続き、6年生は78人と最も少なかった。

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