不思議屋敷の転校生
14面記事藤重 ヒカル 作
宮尾 和孝 絵
小学4年生の優乃のクラスに転入してきた玲子は、誰ともしゃべろうとせず、白いワンピース姿であることから、幽霊に例えてユレコと呼ばれていた。優乃は天文クラブのメンバーで、友達と一緒に屋上に行こうとした時に玲子と会い、クラブに誘うことを決める。
次の日、玲子は、社会科の授業で、過去の地震被害の写真を見て気分が悪くなり早退する。優乃は担任から頼まれ、天文クラブの友達と一緒に玲子の家に連絡帳を届けに行くことになった。
家に着くと、そこは昔から「ばちあたり屋敷」と呼ばれる場所だった。入り口で待っていたのは、なぜか校長先生。屋敷を案内され、玲子と語る中で、しゃべらなかった理由や屋敷に秘められた謎と向き合うことになる。
(1430円 金の星社)
(Tel03・3861・1861)