第65回全国学芸サイエンスコンクール 総理大臣賞に絵画部門の国立音大附属中・矢野さん
9面記事 (株)旺文社は「第65回全国学芸サイエンスコンクール」を実施し、本年度の受賞者を発表した。応募総数は9万2613。そのうち「内閣総理大臣賞」に輝いたのは、「中学生の部」で「絵画部門」に応募した矢野光峻さん(国立音楽大学附属中1年)の作品「山のある風景」だった。約500人に賞が贈られる。表彰式は3月4日、都内で行われる予定。
同コンクールは、全国の小・中・高校生の研究・アート、文芸の振興奨励と、青少年の個性を育成することを目的に、昭和32年の第1回開催から毎年実施しているもの。日本全国に加えて海外の学校からの参加もある。
本年度もサイエンスジャンル(理科系・社会科系の各研究分野)と学芸ジャンル(アート・文芸I・文芸II・環境の各分野)の二つの系統で作品を募集。多様な分野に多くの部門を設け、児童・生徒のそれぞれの得意分野で応募することができる総合コンクールとなっている。夏休みの創作活動や総合的な学習(探究)の時間の一環、課外活動の学習成果を発表する場として、多くの学校が活用する場合も少なくない。
「中学生の部」の特別賞入賞者は、次の通り。
【内閣総理大臣賞】
矢野光峻・国立音楽大学附属中1年
【文部科学大臣賞】
<サイエンス>
加藤温人・浜松市立可美中3年、佐藤拓心・同市立入野中2年、広瀬峻一朗・同市立佐鳴台中1年
<学芸>
本間優佳・白百合学園中1年
【環境大臣賞】
岩瀬ひかる・横浜市立本牧中3年
【共同通信社社長賞】
河原昌寛・北海道岩見沢市立光陵中3年
全入賞者は公式サイト(https://www.obunsha.co.jp/gakkon/)で公開されている。
全国学芸サイエンスコンクール事務局=Tel03・3266・8002