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教職員の残業、1日平均は2時間54分 日教組調べ

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会見で調査結果を説明する日教組の瀧本司書記長

 日本教職員組合は15日、学校の働き方改革についての実態調査の結果を公表した。校内での平日の残業時間は1日平均2時間54分、1カ月に換算すると96時間44分だったことが分かった。文科省が残業時間の上限としている「月45時間」を大幅に超えていた。日教組では「学校の業務は学校現場や教育委員会ではどうしようもないほどに膨らんでいる」として業務削減の必要性を訴えている。
 調査は1学期中の「通常の1週間」の様子について尋ね、全ての都道府県の公立学校の教職員7014人から回答を得た。
 平日の1日の勤務時間は中学校が最も長く11時間14分、小学校が10時間32分、高校が9時間58分、特別支援学校は9時間38分だった。土日の校内の勤務時間でも中学校が1日平均3時間27分で最長だった。
 教職員給与特別措置法が改正され、適切な業務量の管理が求められるようになった昨年度以降も、ほとんど変化は見られなかった。

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