くぬぎのもりのどきどきはっぴょうかい
12面記事ふくざわゆみこ 作
主人公はくぬぎの森の学校に通う5匹のリス。校長先生は森で一番大きなくぬぎの木だ。ある時、校長先生は1カ月後にクラスで発表会を開くと告げ、好きなものや得意なことをみんなの前で披露することになった。
目立ちたがり屋のぐるりんは、みんなに拍手をもらいたいが、何を発表したらいいか分からない。そこで、みんなの準備を見て回る。恥ずかしがり屋のちいちゃんも悩んでいたので、一緒に発表をすることにした。
ぐるりんは、葉っぱの上に乗ってお手玉のサーカスを、そして、ちいちゃんは、その葉に隠れて歌を歌った。他のリスたちも、個性豊かな発表をしていく。
リスの姿から、「個性があるから、学校が楽しい」というメッセージを感じ取ってもらえたらと描かれた一冊。(小学校低学年から)
(1540円 アリス館 Tel03・5976・7011)