支援学校教職課程カリキュラム指針提案「発達・重複障害」盛る
1面記事文科省
文科省は11月25日、特別支援学校の教職課程の指針となるコア・カリキュラムの作成を巡り、発達障害・重複障害の子どもの教育課程や指導法などを盛り込む案を有識者会議に示した。発達障害は既にほとんどの大学で教えているが、コア・カリキュラムに明示することで取り組みに差が出ないようにする。今後、ワーキングチームを設けて専門的な議論を始める。
コア・カリキュラムでは七つの内容を扱い、障害領域ごとの指導法の他、知的障害の子どもへの教科指導、自立活動の指導計画の作成などを教えることとした。
一方で教職課程の単位数自体は変わらないことから、文科省では盛り込む内容を「ミニマム・エッセンス」として最小限必要なものだけに絞り、検討を始める見通しだ。