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コミュニティ校、公立で3割強に 高校と支援学校、大幅増

11面記事

文部科学省

コミュニティ・スクールと地域学校協働本部の学校種別内訳(文科省調査から)

文科省集計

 今年5月時点でコミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)を設置している公立学校は1万1856校(33・3%)となり、前年度より2068校(6・1ポイント)増えたことが文科省の集計で分かった。福井県を除く46都道府県の1041自治体(57・4%)が導入していた。
 コミュニティ・スクールは、保護者らからなる運営協議会が学校運営について意見を述べたり、基本方針を承認したりする制度。平成29年に地方教育行政法が改正され、設置が教育委員会の努力義務になった。
 学校種別の導入率は幼稚園が9・8%、小学校37・5%、中学校36・5%、義務教育学校66・0%、高校22・9%、中等教育学校11・8%、特別支援学校26・0%。法改正後は高校と特別支援学校で特に増えており、高校は平成29年度の12・3倍となる809校、特別支援学校は13・6倍の286校だった。
 導入している自治体の数は前年度より162増えたが、類似の仕組みを取り入れている福井県内では0のままだった。三重県や香川県など導入率が伸びている県がある一方、地域差も大きい。
 また、より幅広く地域住民が学校の活動に関わる「地域学校協働本部」を置いているのは公立学校のうち1万9471校(54・7%)だった。

文部科学省

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