幼児の吃音、国立リハセンターがHPで保育者向けに対応など解説
1面記事 国立障害者リハビリテーションセンターが「幼児吃音臨床ガイドライン」をまとめ、幼稚園・保育所・認定こども園の保育者向け資料と共にホームページで公開している。
吃音は幼児の1割近くに発症するとして、対応などについて研究した結果をまとめたもの。添付資料として幼稚園・保育所・認定こども園の保育者向けに、「吃音とは何か」「どうして吃音になるのか」「吃音がある幼児に集団の中でどのようにかかわればよいのか」などを解説している。
1対1で話す場合は、「周囲の大人がゆっくり話す」「話し方のアドバイスはしない」「言い直しを要求しない」といった配慮で、吃音がある幼児が話しやすくなるという。
演劇の際、吃音がある幼児が出演することについては、本人が希望するなら、せりふがある役を与えるといった考え方を示した。