小中高一貫校、4月開校 入学倍率は30倍超
2面記事東京都教委
東京都教委は1日、来年4月に開校する全国初の公立小中高一貫校の小学校について、一般枠の入学志願者の応募倍率が30・98倍になったと発表した。海外で活躍できる人の育成を目的に、語学力と探究的な学びを重視する教育内容に高い関心が寄せられた。
開校するのは都立立川国際中等教育学校の附属小学校。募集には海外帰国・在京外国人枠と一般枠があり、一般枠は男女各29人(計58人)の募集人員に男子916人、女子881人の応募があった。今後は14日に抽選を行い、400人(男女各200人)まで絞った後、2回の適性検査を実施し、12月4日に最終抽選をして計58人の合格者を決める。
同校では1学年から週4時間の英語の授業を実施し、義務教育9年間で通常の学校より千時間多く英語を設定する。また全教科の学習で探究的な学習を展開する。10学年(高校1年)では、全生徒が海外での研究やインターンシップ、ボランティアなどの活動に参加する。