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文科相に末松氏 参院で前自民党国対委員長

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事務引継ぎを行った後の撮影に臨む末松氏(右)と萩生田氏

 4日に発足した岸田内閣で文部科学相に末松信介氏が就任した。末松氏は5日に行われた初の閣議後の会見で、学校でのコロナ対策と学びの両立に全力を尽くしていく考えを示した。
 末松氏は兵庫県議を経て平成16年の参院選で初当選。財務大臣政務官などを経て、令和元年9月から参院自民党国会対策委員長を務めていた。
 県議時代に文教委員長は経験したが、国政進出後は、教育分野はほぼ未経験で、手腕は未知数。閣議後の会見などでは、岸田文雄首相からの大臣就任要請の電話に「私は末松信介ですが、間違いではないですか」と驚いたことを明かした。
 この日の午後にあった新旧大臣の引き継ぎ式では、前文科相の萩生田光一・経産相から「教育行政は地方の皆さんとの連携が大切なので、今までの経験を生かして頑張っていただきたい」と声を掛けられた。
 萩生田・前文科相は引き継ぎ式の後、省内の職員に最後のあいさつをし、2年1カ月に及ぶ任期中に決めた、共通テストでの英語民間試験の導入見送りを振り返り、「よくこんな仕組みで本番を迎える直前までいってしまったなと心配した。政務三役はどんどん変わる。継続性を持ち、言いづらいことがあっても言うべきことは、これを教訓に続けてほしい」と話した。
 経産相としてGIGAスクールの行方を見守っているとして「もたもたしていたら(経産省の教育事業の)EdTechをした方が早いとか思いながらウオッチしている」と話して笑わせた。

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