「会食」理由に校長ら処分 大阪府・市教委8人を戒告
2面記事 コロナ禍の中、教職員が集まって会食していたことが判明し、大阪府教委と大阪市教委は10日、7人の校長を戒告とするなどの処分を発表した。両教委は今年3月から4月上旬にかけての状況を調べ、既に結果を公表した。府教委が4月に発表した結果では、5人以上が集まる会食が138件あり、校長を含む413人が参加していた。市教委が9月に発表した結果では67件あり、校長を含む314人が参加していた。
今回の処分では市教委が1人の指導主事も戒告とした他、316人を口頭注意とした。府教委は、2人の教頭と1人の事務長を厳重注意とし、教諭など448人を所属長注意とした。
処分理由として府教委は、「府が府民・事業者等に対して『4人以下でのマスク会食の徹底』等を要請している中、5人以上の会食を行った」としている。
市教委は、「府より、5名以上での会食自粛及び飲食店等に対する21時までの営業時間短縮が要請されている中、令和3年3月1日から同年4月4日にかけて、市民に協力を要請する立場であるにもかかわらず、5名以上の会食若しくは21時以降の当該飲食店での会食を実施し、結果、市民からの信用を失墜させた」としている。
府教委は今年4月、自動車税事務所の職員が5人以上集まって食事し、新型コロナウイルスの陽性反応が複数の人から出たことから、教職員を対象とした調査を行った。