生誕120年 円谷英二展開催 国立映画アーカイブ
13面記事『長篇怪獣映画 ウルトラマン』(1967年、円谷プロ、円谷一監督)ポスター 国立映画アーカイブ所蔵
国立映画アーカイブ(東京都中央区)は「生誕120年 円谷英二展」(共催=須賀川市)を8月17日より開催する。
『ゴジラ』『ウルトラマン』をはじめとする日本の映画・テレビ作品で特殊撮影技術を切り開いた“特撮の父”円谷英二(1901―1970、本名英一)は、2021年に生誕120年を迎える。
福島県須賀川町(現・須賀川市)に生まれ、若き日は飛行機の操縦士を目指した円谷は1919年に東京で映画界に入り、松竹時代劇のカメラマンとして頭角を表す。アメリカ映画『キング・コング』(1933年)に魅入られて特撮の研究を始め、東宝撮影所の航空映画に貢献し、戦争映画『ハワイ・マレー沖海戦』(1942年)では日本映画界全体に特撮の意義を知らしめた。
そして戦後、日本初の「特技監督」として数々の特撮映画・怪獣映画を送り出すとともに円谷特技プロダクション(現・円谷プロダクション)を興してテレビ特撮の礎を築き、後進の育成にも努めた。
本展では、イギリスで新たに発掘された円谷撮影の初期作品『かぐや姫』(1935年)も含めて、若き日の功績にも注目しながらその生涯を紹介する。
【展覧会概要】
名称
「生誕120年 円谷英二展」
会期
8月17日(火)~11月23日(火・祝)まで
※休室日は月曜日、9月7日(火)~10日(金)、9月26日(日)~10月3日(日)、10月12日(火)~15日(金)
会場
国立映画アーカイブ 展示室(7階)(東京都中央区京橋3―7―6)
開室時間
11時~18時30分 (入室は18時まで)
※会期は変更になる場合あり。
※混雑状況により入室制限あり。