オンラインで修学旅行 高校生ら対象に韓国体験
2面記事韓国観光公社
韓国観光公社福岡支社は7月28日、国内の高校生らを対象に、約2時間にわたるオンライン修学旅行を実施した。千人ほどが参加。この日は、首都・ソウルの模様を録画と同時中継で学ぶとともに、あらかじめ送られていた材料を使って伝統工芸品作りを体験した。引き続き、参加者が学んだこと、調べたことを整理・記録した作品を募って、「探究学習コンテスト」を行う。
この催しは、コロナ禍で修学旅行が中止となった学校の生徒らを応援しようと企画した。韓国の文化に詳しいラジオDJの古家正亨さんを進行役に、日本の新聞の記者を経て、韓国でライターとして暮らす成川彩さんと視聴者をつないで、ソウルについての情報を提供した。
この間、チャット機能で質問を受け付け、まとめて成川さんや古家さんが答える時間を設けた。
この催しの主題としては、「都市再生」を据えた。ソウルには、石油危機をきっかけに設けた石油備蓄基地とタンクを生かした文化公園、高架式で設けた高速道路を転用した遊歩道、暗きょから再生させて憩いの場となっている河川などがある。
それぞれを動画で解説した他、歴史的建造物について学ぶ時間も設けた。
同時に、韓国の食べ物、グルメについて知る時間や、「韓流」「K―POP」などの現代文化に触れる場面もあった。
参加者が書き込んだチャットには、韓国の暮らしに関する質問が相次いだ他、「韓国に行きたい」「行ったことがある」といったつぶやきも続々と寄せられた。
11日には、韓国第二の都市、プサンを舞台としたオンライン修学旅行がある。
このオンライン修学旅行を生かしたコンテストは、応募形式を限定していない。例として感想文、壁新聞、パワーポイントなどを挙げている。