東京五輪、学校連携プログラムで小学生ら現地観戦
1面記事茨城・鹿嶋市
新型コロナウイルス対策として多くの会場が無観客となった東京オリンピックだが、茨城県では学校連携観戦プログラムで小学生らが観戦に訪れている。開幕に先立つ7月22日には、鹿嶋市の小学校の児童らが、茨城カシマスタジアム(鹿嶋市)で男子サッカー予選の試合に見入った。
茨城県では5日まで男女サッカーの試合が行われる予定。いずれも無観客だが、学校が主体となって児童・生徒が観戦する「学校連携観戦プログラム」は実施可能とした。県内の44市町村のうち、鹿嶋市とつくばみらい市が参加を選択。他に、このプログラムを利用する私立高校がある。
22日にはニュージーランド対韓国戦が午後5時から始まった。児童らはその1時間ほど前に、バスで会場そばの駐車場に着くと、ボランティアの案内の下、徒歩でスタジアムに移動。試合開始前には、スクリーンで両国の選手の紹介や、手拍子を使った応援方法の説明などがあった。
試合開始後、選手らは会場の外まで響く声を出しながら勝利を目指した。前半終了後、低学年の児童らは会場を後にした。午後7時には他の児童がバスへと向かった。7時過ぎに、市立三笠小学校の代表児童が取材に応じた。「みんなで遊べない中、みんなでオリンピックを見られて楽しかった」などと話した。
同小学校では、試合に先立ち、韓国の国旗をあしらったうちわを用意。当日の応援に備えた。